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アーキテクチャ アンド アレコレ
No  101

小次郎一人旅 「時忘慈喜」編

    

2日目は足を伸ばし新潟市中心部とその先の豊栄へ。ひたすら建築見学。
一人旅のいいところは、知ってる人との会話が一切ないから、相対的に
地元の見知らぬ人とのコミュニケーションが増えるところですね。

道を教えてくれたおじいちゃん、車を先に出させてくれた軽トラのおじさん、
走って両替してくれたバイトの子、カメラの充電させてくれたおばさん。。
そして、美しい福島潟、雄大な信濃川の流れ、どこまでも続く稲穂…。
日常を忘れ、優しい笑顔と優しい風景に触れ、ススはとっくに消えました。

「人間に疲れるくせに人間に癒される人間」ってやっぱり変な生き物です。

追加)
(>建築の後輩たち) 建築の写真付きレポなんて書かないよ。建築は
巡回展なんてあり得ないんだから、自分で行って歩いて感じて下さい!


<2日目に見学した建築>
・朱鷺メッセ(槙文彦)…ブリッジが落ちたトコ。万景望号が接岸するトコ。
・新潟総合TV(清水建設)…同社設計部にいる友人も担当したので。。
・新潟市民芸術文化会館(長谷川逸子)…空中歩廊で色々行けて楽し!
・潟博物館(青木淳)…ルイ・ヴィトンでおなじみ青木さんの学会賞受賞作。
      ディテールいいの?って割り切りがこの可愛げを生むのか?
・遊水館(青木淳)…上に同じ。設計ってやっぱ楽しいと思わせてくれる。
・豊栄市立図書館(安藤忠雄)…っていうかY矢野さんの努力の賜物。
  「え~っ?」って所員の誰もが言ってたけど意外にいい図書館でした。
・葛塚中学校(安藤忠雄)…構造の先生受賞パーティの、その建築。
   淡路、兵県美などディテールは転用ながら、これも意外にいい出来。

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No  102

小次郎一人旅 「地傍事起」編

    

このイベントは、田舎の田畑や空家や廃校で東京や海外のアーティストが
地元の人々の協力を得て作った作品群を見て回る、現代美術の国際展。
もう3回目で、既にある130作品に加え、40ヵ国から200組が出展してる。

地元のお年寄りは、何でこんな田舎に芸術や作家が来るのか分からず、
作家や観客は、訳の分かんない土地に何かあるらしいと思ってやってくる。
「異文化」「多文化」交流とか言うのがバカらしい程「異」や「多」ばかり。。

…って関係者の文章読んだけど、これで結構町おこしとして成功してる。
現に僕も引き寄せられたし、今度は誰か連れてこようなんて思ってるもん。
ちょうど木曜に、世田谷区のまちづくり担当の方にインタビューされたとき、
「まちづくりや街おこしって、都市計画やハコモノの集客なんかより先に、
住民が街を愛すことと、街が愛されるようなソフトを考えることが大事で、
次にそれを最低支える建築やインフラのハードを考えたら最も効果的では」とか、
(学生に出した下北沢再開発の設計課題見せつつ)話したんだけど、
まさにここは、とっくにそれが実践されてる好例でした。

しかも核となるものがアートってとこがいい。「アート」とかって言うと引く人
いるけど、要は「汗水流して、メッセージ込めて、懸命につくること」だもの。
こんなに健康で知的で生産的な行いはない。地元の人も必ず共感できる。

副題は読んで字の如く、「地面の傍らで事を起こす」って大事だなあと。。

(左)…場所はこういうところです。空気ウマー!
(中)…天井に貼られた地域の四季が写るテーブル
(右)…机も椅子も(地球儀も)黒板と化した教室

その他もっともっと一杯!

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No  103

小次郎一人旅 「自暴自棄」編

    

いつでも走りたくて、それしか術を知らなかった日向小次郎も、もう33歳。
仕事も人付き合いも、TPO間違えばオフサイドになっちゃうことも知ってる。
でも走り残した分は無意識に、彼の胃にススのように降り積もるみたいだ。
一度に振り払うには二子玉のピッチじゃ短いので、新潟まで走ってきたよ♪

目的地は十日町周辺の越後妻有トリエンナーレと、新潟付近の建築。
http://www.echigo-tsumari.jp/

出発:土曜発を金曜に決めるも当然前日は寝付けず11時起床。12時発。
天気:青い部分一つない曇り空。哀しい時に暗い歌を聴きたいように、
   曇った気分には絶好の日和。でもトンネルを抜けるとそこは晴国☆
音楽:何年ぶりか長淵剛。優しい塗り薬みたいな、いつものギターポップ
   じゃなく、かさぶたをむしるようなダミ声の「とんぼ」が聴きたくて…。
到着:「捕まっても、そのまま天に昇ってもいい」くらいの気持と速度で
   飛ばしたからか、2時間ちょっとで到着。

(左)キョロロ…森や自然の教育研修施設。虫とかの展示。虫…。(汗)
         鉄板と大開口ながら、内気循環と厚いアクリルで快適♪
(中)キナーレ…情報施設。町おこしに大きい建築は一つだけでいい。
         シトー派の修道院というよりは倉敷アイビースクエアだね。
(右)バタフライパビリオン…ペロー事務所の友人が担当した能舞台。
         緑の斜面が客席。可動式の天蓋。狂言観たかったなー。

食事:同行者がいればその人任せな項目だが、今回は仕方なく予習。
    新潟特産…米・酒・甘えび・かき・いくら、、。米はいいが残りは。。
    実際食べたもの…へぎそば・まいたけの天ぷら・枝豆ソフト・釜飯。 
温泉:なんて年寄りじみた楽しみは、年とっても旅に出る目的にとっとく。
    ビジネスホテルの水勢のあるシャワーで十分♪(一人旅だし…)

副題は、ホントの自暴自棄じゃなく、「自ら、暴れる自分を棄てに」って感じ

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