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アーキテクチャ アンド アレコレ
No  102

小次郎一人旅 「地傍事起」編

    

このイベントは、田舎の田畑や空家や廃校で東京や海外のアーティストが
地元の人々の協力を得て作った作品群を見て回る、現代美術の国際展。
もう3回目で、既にある130作品に加え、40ヵ国から200組が出展してる。

地元のお年寄りは、何でこんな田舎に芸術や作家が来るのか分からず、
作家や観客は、訳の分かんない土地に何かあるらしいと思ってやってくる。
「異文化」「多文化」交流とか言うのがバカらしい程「異」や「多」ばかり。。

…って関係者の文章読んだけど、これで結構町おこしとして成功してる。
現に僕も引き寄せられたし、今度は誰か連れてこようなんて思ってるもん。
ちょうど木曜に、世田谷区のまちづくり担当の方にインタビューされたとき、
「まちづくりや街おこしって、都市計画やハコモノの集客なんかより先に、
住民が街を愛すことと、街が愛されるようなソフトを考えることが大事で、
次にそれを最低支える建築やインフラのハードを考えたら最も効果的では」とか、
(学生に出した下北沢再開発の設計課題見せつつ)話したんだけど、
まさにここは、とっくにそれが実践されてる好例でした。

しかも核となるものがアートってとこがいい。「アート」とかって言うと引く人
いるけど、要は「汗水流して、メッセージ込めて、懸命につくること」だもの。
こんなに健康で知的で生産的な行いはない。地元の人も必ず共感できる。

副題は読んで字の如く、「地面の傍らで事を起こす」って大事だなあと。。

(左)…場所はこういうところです。空気ウマー!
(中)…天井に貼られた地域の四季が写るテーブル
(右)…机も椅子も(地球儀も)黒板と化した教室

その他もっともっと一杯!
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