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No  441

公共建築実施コンペを支援!

とうとう、ずっと温めてきた「公共工事の実施コンペ開催」が実現し、
品川区より募集要項が発表になりました。
大井町駅前パブリックスペース設計コンペティション(品川区公式)
大井町駅前パブリックスペース設計コンペティション(建築家協会)

国内の公共建築は9割が入札、残りも実績偏重のプロポーザルで、若手・アトリエはほとんど参加できません。ごく稀に敷居の低いコンペがあれば何百もの案が殺到する状況で、当選者以外は出すだけ疲弊していきます。
こうして「公共建築の設計者は、公共建築の実績をもって募集され、また評価される」という現況においては「公共の実績を一つでも作らないと、次の公共に挑戦すらできない」というサイクルが出来ていますが、この悪いサイクルが今後も続けば、将来には公共の経験を持つ層が薄くなり、発注側にとっても選択肢が激減していくため、多様性・公益性も少なくなり、我々建築家側だけでなく社会にとって不利益だと思っています。

ところで、日本建築家協会定款にはJIAの設立趣意として、現在盛んな自己研鑽や公益活動以外に、「職能普及とそれによる文化創造発展への貢献」も明記されています。そこで(個人的には)こうした状況改善を目的に職能団体JIAに入会し、支部幹事にも立候補した後、士会や事務所協会と調整したり、発注経験のある自治体職員を含む多数の有識者の方々とも相談しつつ、自分でも発注者支援策を考え、都や区に献策したりもしてきました。そんな中、同じ思いの先輩方や僕らの働きかけが実を結ぶように、今年度からわがJIAも『発注者支援関係法人』として、全国営繕主管課長会議の「発注者支援事例集」に登録されました。

今年はたまたまJIAの例年行事「建築家大会」が東京で開かれるというので、そこで公共建築実施コンペ開催と公開審査ができれば、「①次代の建築家たちには、公共への入口という希望を」、「②他の自治体には、同様の公共建築コンペ開催の機運を」、「③JIAには、発注者支援を行える職能団体としてのプレゼンスをいち早く内外に示すチャンスを」与えられるのでは?と考え、全国大会実行委員も引き受けて、大小さまざまな自治体と手分けして交渉も続けてきたところ、ようやく小さな公共建築を公開コンペとさせてくれる自治体が現れました。

役所にとっては予算決定後かつ年度替わりの時期、建築家大会の準備運営上もギリギリのスケジュールではありましたが、こうした熱い想いと多重なる目的をもって、この小規模公共建築実施コンペを企画し、実行に移す次第です。

素晴らしい提案が数多く集まり、その中から区民・利用者に愛される建築が生まれること、そうして他の自治体にも提案重視型の発注方式が増えること、結果として次代の建築家のチャンスが拡がること、その全てを期待しています。

記者会見の様子

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