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アーキテクチャ アンド アレコレ
No  473

安藤忠雄 初期建築原図展

国立近現代建築資料館にて「安藤忠雄 初期建築原図展」が開催中です。

安藤原図展

見どころは、手書き図の精度より、寸法や割付に潜んだ意思。
そうしたことを教えてくれた亡き先輩や当時の緊張感を自ら思い出し、
また所員にも日々の業務に役立ててもらうため、事務所全員で行きます。

入場無料の上、配布される資料は、参照にも教育にも、大変有用ですから、
皆さんも是非ご覧下さい!!

追記【告知】
7月23日(火)12:30~と14:00~の2回、初期原図展開催中の国立近現代建築資料館にて、師匠本人によるギャラリートークがあります。
http://nama.bunka.go.jp/kikak/kikak/1906/

ところで僕も、ケミカル和紙への手書き製図を経験できた正に最後の一人として、端が青焼機でシワのよった描き直しの難しさと関係者の息吹が伝わる図面を通じ、「一本一本の判断、線の重みの集積が一つの建築を作る」という設計者の責任のようなものを、先々週、相坂アトリエの所員全員連れて行き、個々に感じてもらいました。

コピペもレイヤ分けも試し刷りも不可能な原図に、いかに計画的に必要最小限の情報を整然と配置し、意図を伝達しようとしていたか。現在設計に関わるまたは学ぶ人は、一度は誌面でなく肉眼で見て下さい。そこに技術ではなく精神があります。きっと今の皆さんの仕事にも活きると思います。会期中には是非足をお運び下さい!!

安藤忠雄初期建築原図展 個の自立と対話 | 文化庁 国立近現代建築資料館
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